法政の逆襲9

  東京医科歯科が刺される前のこと、、、

神戸「それでは全面協力してくれますね?」
東北「ああ、もちろんだ。このままでは日本は沈没するのと同然だからな、、」
名古屋「国会、株価、この戦争のせいでありとあらゆるところまで影響が出ている」
北海道「で、決行は何時だ?」
東医歯「3日後です。東京では私と神戸さん神医が待機してます。
  北から北大と東北さんに進行してきてもらいます、その際、北陸の医科大学もお供に着かせます
  南からは、名古屋さんとその他医科大学に。他に質問はありませんか?」
名古屋「妙な噂を聞いた、海外の大学と提携している輩が出てきてるそうじゃないか、大丈夫なのか?」
東医歯「彼等が手を結んだとして、直接関与してくるのには大分時間がかかるでしょう、
   その前に戦争を終らせます。我々が力を合わせれば、可能でしょう?」
東北「うむ、そうだな?もう質問は無いな?各自準備に取り掛かるぞ」
神戸「なんとか巧くいきましたね」
東医歯「ええ、貴方のおかげで何とか円滑にまとまりました、ありがとう」
神戸「いえいえ、そんなことないです。」



〜〜
一方四国では、、

阪市「吉本腹筋フラーーーシュッ!!!」
横市「いたいたた、お腹、いや、これは腹筋が激しく痛む!!!」
都立「くそっ!!秘技!!!お台場崩し!!!!!」
阪府「なっ!!屋根が落ちてくる!?」

どぉぉぉぉぉん

横市「さ、寒い、、、都立お前なんばしよっとか!?わしらまで寒いわ!!」
阪市「今だ!!吉本お笑いの風!!」
都&横「な、なな、うわぁぁぁぁ」
  ザパーーーーーン
都立「水?gfくjjせjj、、ブハッ、、ここは四万十川?」
横市「はぁーー、、さすがぁ綺麗だね、水が、、」
都立「浸ってる場合か、奴等も降りてきたぞ」

ざぱーーーーん!!

府市「どうやら、、ここがおまえ達の墓場らしいな、、、」
横都「それはどうかな?」

〜〜
横浜「ふふふ、、ははははは
都立「どうした、風邪でも引いたか?
横浜「馬鹿っ!!横浜は港町、水のある所横浜あり!!喰らえ!!
   横浜中華街海鮮地獄のフルコース!!!]]
市立「だけど、ここ海じゃなくて川な、いたっ!!!!」
府立「ど、どうした?」
市立「何かにはさまれた、、ような、、!!!お、おい!水中に潜ってみろ!!」

   ドポン
目の前に広がるのは、下流から登ってくる海の生き物たち、、、

市立ぷはぁっ!!ここ、淡水だ、、よな?
府立[[それよりも、逃げろ!!海月の軍団だ!!!」
横浜[[ぶははははは!!!見たか!!港町の力を!!!
都立あのぉ、、横浜さん?、、、俺達、、囲まれてるんですけど、、ウツボに。
横浜、、、、噛まれても死にはしないさ!!
都立この2流校がぁぁぁ!!!

〜〜
都立&市立(くそっ、、このままじゃ、、やられる、、せめて奴等を道連れに)

都立「くらえっ!!!!東京タワー落とし!!!!」
阪市「これでさいごだっ!!!大阪城城崩し!!!!」

ドガーーーーーーン

うう、、このまま廃校か、、それにしてもまぶしいな、、天国かな   

   ガバッ

都立「ここは、、病院?」
??「おお、やっと目がさめなすったか」
都立「あんたは?横浜市立はどこ?」
??「あんさんの横さぁ、」
都立「そうか、、うわっ!!なんでこいつら2人まで横に!、、ここで始末しなきゃ!!」

〜〜
〜続き〜

??「あんさんの横さぁ、」
都立「そうか、、うわっ!!なんでこいつら2人まで横に!、、ここで始末しなきゃ!!」

 ガッ!!!!!(都立は物凄い力で腕をつかまれた)

都立「貴様っ!!!何をする!?」
??「やめんさい、病院は人殺しする所じゃなか、もし、それでもするというなら、私が相手になっちゃる」
都立「くっ、、(こいつ、、ただものじゃない、、俺をはるかに上回る力、、一体、、)」
??「もう、無駄な争いは終わりさ、あんさんらも戦わなくてもいい、あとは私達に任せとけ、
   風の噂では、東大も嫌気がさして、手を引いたそうじゃないか」
都立「あの東大が?馬鹿な、、」
??「あとのあんた等の看病は看護婦に頼んである、ゆっくり養生して、頭を冷やしなさい、
    私は大事な用事があるんでな、少しの間出て行かなきゃならん」
都立「待ってくれ、、あんたは誰なんだ?」

     バタン(医者は何もいわず出て行った、、)

市立「、、、西に優秀な医者がいると聞いた、、」
都立「おまえ!?気が付いていたのか?」
市立「偏差値はそれ程かもしれんが、腕が立ち、周りからの信頼も厚いそうだ、、、
   、、、、高知医科大学、、、ふふ、、俺達の負けだな」
都立「そうか、、そうだったのか、、、考えるのも面倒くさいな、寝るか、、」



  寝ている彼等4人は終戦後完治して各々の地に戻っていった、、



〜〜
北では
北海道、東北を筆頭とし、旭川&札幌医科、福島県立医科etc,,

南では
名古屋を筆頭とし、九歯、京府医、高医、福医etc,,,

その頃、中心地、東京では、、、

神戸「なんだって!?東医歯さんが!!!」
神医「、、、病院へ急ごう、、」

神戸「はぁはぁはぁ、、東、京医科歯科さんは、、どの部屋ですか?」
受け付け「□△○号室になります」

看護婦「廊下は走らないで下さい!!!」
神戸「すみません」

ガチャッ!!!

〜〜
〜続き〜

ガチャッ!!!

ピーーーッピーーーッピーーーッ

神医「そんな、、なんであんたが、、くそっ!!くそっ!!!!
   神様!!こいつが何したってうんだ!!!ううう、、、
神戸「僕が悪いんだ、一緒についてたら、、こんな事に、、」
神医「容態はどうなんだ?」
日医「今は落ち着いてますが、、まだ分かりません、恐らく回復してもどこかに異常が出る確率が高いでしょう、、
    、、、私は全力を尽くします、、ですからあなた方も!!」
神医「わかっている、わかっている、、、俺はみすみす仲間を無駄死にさせたりはしない、」
    いくぞ!!神戸!!!」
神戸「ああ、、、。あとはお願いします。」

その後、神医の提案により、岐阜薬科と和歌山県立医科が東京医科歯科の護衛についた。
しかし、しばらくして、彼の様態は急変、廃校となった。

法政の逆襲8〜〜 (5)

戦争終結に向けて動き出した予備校軍団に、帝京、日大の2校が呼び出されていた。

代ゼ「二方、よく集まってくれた。」
帝京「日大、遅かったな。」
日大「実は郡山の工学部に、法政、学習院がコンタクトを取ってきたんだ。その相手をしていてね。」
日大「両校とも、我々が戦争を終結させようとしていることに賛同してくれたようだ。」
帝京「何?学習院がいるのか?」
河合「もちろん、我々の味方になってくれるんだろうな?」
日大「ああ。力を貸してくれるそうだ。」
代ゼ「日本の最大勢力(日大)、裏社会の王(帝京)、皇室(学習院)が力を合わせることになるんだな。」
駿台「で、法政はどうする?」
一同「微妙だな・・・」
日大「まあいい、奴は東大軍、京大軍の両方に精通している。味方に付けた方が良いだろう。」

〜〜
代ゼ「しかし、今日本で最も実力を持っているのは、四工キャノンを手に入れた東工だぞ。」
日大「実はそれについては、法政、学習院が調査をしたレポートがある。」
日大「それによると、四工キャノンは文化功労賞クラスの学者ミサイルを打ち出す武器らしい。」
日大「しかし四工キャノンは未完成の状態で工場が破壊されたため、ノーベル賞クラスのミサイルでないと効果が無いそうだ。」
日大「工場を破壊するのに白川英樹弾、富士山を消すのには、工場跡で見付けた江崎玲於奈弾を使用したそうだ。」
日大「東工は弾を撃ってからその事に気付いたらしく、今は弾切れ状態だ。」
帝京「なるほど。だから理科大を引き入れて、ノーベル賞学者を求めて米に行かせたわけだな。」
代ゼ「海外の情報を持っているのか?」
帝京「海外にも拠点があるからな。そうそう、この前同志社女子を見掛けたんだが、思わずレイープしてしまってな。」
帝京「行方不明になった同志社も、近くにいたようだ。」
河合「そんなことはどうでもいい。7武神が動いたらヤバイぞ。偏差値操作が通用しない奴らは、我々では手に負えん。」
代ゼ「とにかく、早くしなければ! 法政、学習院が合流したら、すぐに動こう。」
駿台「それに、東工の手にノーベル賞受賞者が渡ったら最期だぞ。」
帝京「ああ、東工なら御心配無く。刺客を向かわせたから、理科大と共に間も無く戦線を離脱する。」
一同「え?」
帝京「めぼしい会社には話を付けてある。刺客の人選は、帝京科学大に任せたから、大丈夫だろう。」
一同「大丈夫なのか?」
帝京「弱点を突けば大丈夫。」

〜〜
〜その頃東工陣では〜
東工「フン、四工め、とんだ欠陥品を造ってくれたもんだ。」
刺客「東工さん見付けただにょ!」
東工「・・・」
刺客「受験板なんかで戦争やってないで、デジ子と一緒に半角二次元板にくるんだにょ!」
東工「・・・」
東工「・・・」
東工「萌えーっ!!!」
東工大、戦線から離脱}

〜米へ渡った理科大もとでは〜
刺客「はにゃ〜ん」
理科「萌えーっ!!!」
理科大、戦線から離脱}


〜予備校軍会議〜
日大「(帝京め、なかなかやるな。今までバカだと思っていたけど、敵に回すと恐ろしい奴だ。)」
代ゼ「(さすがは、裏社会の王。)」

〜異変〜
都内。とある病院―――――

代ゼミ「何だね、こんな時間に呼び出して…」
東医歯「どういうことですか、これは…!」
二人の目の前には二人の同一の症状を持つ患者がいた。
東工大「萌え〜〜〜!!」
理科大「萌え、萌え、萌え、萌え…」

東医歯「完全に精神を破壊されている…誰の仕業なのです!」
代ゼミ「私が知るわけないだろう?」
東医歯「とぼけないでもらおう!あんた達、予備校連合が密会を開いたのは知っているんだ!
    この患者達がここへ運ばれてきたのはその直後!偶然にしては出来すぎている!」
代ゼミ「………」
東医歯「予備校連合は今回の戦争の始末を我々“医科歯科連合”に任せてくれるのではなかったのですか!」
代ゼミ「もはや、戦況は変わった…」
東医歯「何ですって?」
代ゼミ「“七武神”」
東医歯「ま、まさか!?」
代ゼミ「察しの通り、七武神がこの戦争に加わってきた。もはや君達でどうこう出来るレベルじゃあない」
東医歯「だから、別の誰かを雇ったわけか…そして、この二人を…」
代ゼミ「ああ」
東医歯「誰だ!こんな事を出来る奴は日本にそうはいないはずだ!」
代ゼミ「帝京………」
東医歯「な!奴は戦争初期に死んだはずでは!?」
代ゼミ「奴は人を欺くのが上手い………このように!!」
代ゼミは突然自分の顔を剥いだ。すると、その顔は………
東医歯「て、て、て、帝京!本物の代ゼミは!?」
帝京「ついさっき死んだよ。そしてお前もな!」
ドスッ!
東医歯「うう……お前が……く、黒幕だったとは……」


〜かつての帝王〜
外国勢力の介入、帝京の復活、激動の中、法政は田舎のおでん屋台にいた。
隣にはボロボロのコートを着た男、前には屋台主の親父。

法政「全く、学習院はどこにいったんだろう?結局音の原因も分からず仕舞い…
   あ、こんにゃくとちくわ」
オヤジ「あいよ!」
法政「思えば、MARCHをクビになったあと、色んな事があったな〜
   明治とかみんな生きてるかなぁ?」
すると、隣のコートの男が話しかけてきた。
??「生きてるよ」
法政「ビックリした!さっきから動かないから、寝てるのかと思いましたよ」
??「はは…」
やがて、酔いが回った法政は隣のコートの男に絡み始めた。
法政「…ったく、どうなってやがるんだ今の世の中…
   東大や京大がしっかりしないから、こうなるんだ!なぁオイ!」
??「………」
法政「聞いてますか〜〜〜!?」
??「聞いてるよ」
法政「そういや、アンタの顔って東大さんにそっくりだな」
??「本人だからね…」
法政「本人!?」
法政の酔いは一気に覚めた。
法政「ま、まさか…東大軍の司令官がなんでこんな屋台に…」
東大「もう終わりだよ、軍の指揮権は全て一橋にくれてやった」
法政「そ、そんな…」
東大「私も京大も互いに決着がつけたかっただけなんだ。純粋にね…
   それがこんな風になってしまって…もう償い切れるものではない…」
法政「た、立て直しましょうよ!協力しますから!」
東大「君を見てると、昔の自分を思い出すよ。偏差値も勢力も関係なく、ガムシャラにやってた頃をね…」
法政「と、東大さん…」

すっかり気力を無くした東大。法政は東大に対し、どういう行動を取るのか!?


〜説得〜
帝京と予備校連合の会議―――――

河合「素晴らしい!東工大理科大を骨抜きにし、あの東医歯大を倒すとは!」
駿台「これで、日本最強の医科歯科連合は封じたも同然だな」
帝京「恐れ入ります」
河合「これで、残る敵は七武神か…大丈夫だろうな?」
帝京「お任せ下さい。七武神も所詮は大学、弱点はあるはずです。
   それは日本最大の勢力を持つ日大が目下調査中です」
河合「なるほどな」
駿台「ところで、代ゼミの姿が無いが…」
帝京「さあ…体調でも崩されたのでは?最近はご多忙でいらっしゃるから…」
駿台「まぁいい、で、学習院は何をしているのだ?」
帝京「法政を捜索させております。手駒は多い方が良いのでね」
駿台「そうかそうか…」
河合「この際、全てお前に任せる。任せたぞ」
帝京「はい。必ずや、この戦争を終結させてみせます!」

その頃、おでん屋では―――――
法政「東京に戻りましょう!」
東大「しつこいぞ!私はもう静かに暮らしたいのだ…」
法政「そんな事言わないで…」
東大「しつこいぞ!」
法政「セールスマンは?」
東大「しつこいぞ!」
法政「油汚れは?」
東大「しつこいぞ!」
法政(ダメだ…一度決めたら曲げない人だから…)

そして、そこへ学習院が通りがかった。
学習院「見つけたぞ、法政!」



〜〜
同志社ICUの渡米前夜、同志社の元に一通の手紙が届いた。

同志社「こんな時に手紙か・・・いやな予感がする。」
          ビリッ
同志社立命館から?よかった。同志社女子は無事に到着したのだな。」
ICU「ん?手紙か?誰からだ?見せてみろ。・・・・おい、同志社・・どうやら俺達は感慨にふけっている場合ではないようだぞ。」
同志社「どういうことだ?・・・・・そんな・・一ツ橋と阪大が我々と同じく七武神に・・。そして東大軍から東大は身を引いたようだ。」
ICU「まさかこんなことになるとはな。で、どうする?」
同志社「いや、まて。まだ続きがあるようだ。・・・・・なんてことだ、同志社女子が帝京に!東工大達をやったのも帝京!」
ICU「おいおい・・黒幕が帝京だったとは。しかし立命館もよくここまで深く調べたもんだな。」
同志社「最後の一枚に何か書いてあるな。」

(立命館)「  工  作  ハ  万  全  ナ  リ  」

ICU「どういう意味だ?」
同志社「わからん・・・ヤツのことだ。どこかの勢力に潜り込んで何か手を打ってあるのだろう。」
ICU「そうか。では、俺達はどうする?このままアメリカに向かうか、日本に戻り立命館に詳しく話を聞くのか。」
同志社「こーなったら仕方がない。二手に別れよう。お前は予定どうりアメリカに、俺は日本に戻る。」
ICU「おいおい、俺一人じゃムリな仕事だ!」
同志社「時間がないんだ!二つのことを一度にするにはこれしかない!俺はお前の力を信じる!!」
ICU「そうか・・・。わかった。では七武神のことは俺にまかせろ。立命館によろしくな。」
同志社「あぁ。では、達者でな・・・。」
ICU「達者は難しいかもなwじゃぁもう空港に向かわないと。また会おう。」
同志社「あぁ。・・・・あの野郎・・・殺してやる・・・」
ICU「ん?なんか言ったか?」
同志社「いや。なんでも。」
ICU「変なヤツ。」
              バタッ(ICUは部屋を出て行く)
同志社「・・・・殺してやる・・・・必ず・・・」

同志社にはもう一つ、日本帰還の理由があった。

法政の逆襲7〜〜 (4)

一人イギリスへ渡った同志社。彼は現在の日本の状況を全く知らない。

同志社「京の都が恋しい・・・立命館はうまくやっているだろうか・・・」
???「同志社!!」
同志社「おまえ!?同志社女子!?」
同志社女子「やっと会えた・・立命館にあなたが海を渡ったと聞いていてもたってもいられなくて・・・」
同志社「まさか俺を追ってここまで?」
同女「ええ。あなたならきっとここにいると思った・・・ここは私達の出会いの場所だもんね。」
同志社「あぁ懐かしいな・・・あの頃は新島先生もご存命だったが。」
同女「そうね・・・けど時間は元には戻らない・・・そう。今の日本も・・・。」
同志社「!?日本に何かあったのか!?まさかあの戦況からさらに・・・」
同女「今やあの列島は憎しみに包まれています。裏切りがまた裏切りを呼び、そして破壊を呼ぶ。先日富士の山が・・・」

〜〜
同志社「なに!?もはや大学同士の派閥争いではないのか!くっ・・俺は今まで何をしてたんだ・・・」
同女「予備校連合が難関校の偏差値を下げさらに戦況は複雑化しました。それに私が把握してるのはほんの一部だけでしょう・・」
同志社「こうしている場合ではない!早く日本に帰らなければ!」
同女「今帰るとあなたにまで危険が!私とここで暮らしましょう!今の日本は危険すぎる・・」
同志社同志社女子よ・・・俺は今の今まで自由というものを取り違えていたようだ。新島先生のおっしゃる自由は他の為の自由。俺は心の真理に叶わず、真理を心得ていなかった!ただ俺だけの自由だけを追い求めていた。何で今まで・・・」
同女「同志社・・・」
同志社「俺は俺の自由を他人の自由のために使う!それにはまずあの方々のお力が必要だ・・・」
同女「あの方々?」
同志社「世界的権威ケンブリッチ、オックスフォードさん達に聞けば何か良い策を教えてくださるかもしれない。同志社女子・・俺の頼みを聞いてくれるか?」
同女「ええ。もちろん!」
同志社「まず立命館にこのことを連絡しなければ。日本についたらヤツと共に行動する。このことは内密に・・そしてすぐ日本に戻り立命館に伝えてくれ。俺もすぐ後を追う。」
同女「わかったわ。あなたならきっと今の日本を救えると思う。けど、決して無理はしないで・・・あなたが死んだら・・・」
同志社「わかってる。命あっての自由だ。同じ志の社・・・俺達は同じ志で結ばれている。共に真の自由を掴み取ろうではないか。」
同女「同志社マンセーw・・・・いえ、気にしないで。じゃあここでお別れね。」
同志社「・・・あぁ。達者でな。」

同志社女子は一人帰路へとついた。同志社はケンブリッチとオックスフォードに会うためにイギリス南部へと向かった。

〜〜
同志社はオックスフォード大学にケンブリッジを呼び出し三校での会談が行われていた。

同志社「・・・・・ということなんですが、お力添えをお願いできないでしょうか?」
oxford「ソンナコトガ今日本デ・・・ドウスル?ケンブリッジ。」
cambridge「実ハソノ情報ハ数日前私ノ耳ニモ入ッテイタ。シカシ・・スマナイガ我々ハ君ニ協力ハデキナイ。」
同志社「は?なぜですか!?」
cambridge「東大京大ハ私トモoxfordトモ国際交流協定ヲ結ンデオルノダヨ。」
oxford「ソウ言エバソウダッタナ。悪イガ、ソウイウコトダ。」
同志社「ちょっと待ってください!あなた方はこれ以上日本の若者の学力低下が進んでも良いのですか!?」
oxford「ソンナコト知ッタコトデハナイ。コレダカラJAPは・・・。」
cambridge「学力低下トハ言エドモ、東大京大ハ学力ハ今ダトップレベルダ。良イ大学トノ協定ハ失イタクナイノダヨ。ワカッテクレ。」
同志社「彼らは今となっては偏差値30代の大学ですよ!そんなこと言ってる場合じゃ・・・」
oxford「偏差値ナドトイウ下ラナイ制度ハ我国ニハ存在シナイ!モウ話スコトハナイ!ココカラ出テ行ケ!!」
cambridge「申シ訳ナイ。他ヲ当タッテクレ。」
同志社「わ・・わかりました・・・。」

〜〜
同志社は途方に暮れ、街をさまよっていた。すると。

ドンッ!

同志社「うわっ!」
???「おっと。すまない。」
同志社「いえ、こちらこ・・・あ!お前は!ICU!」
ICU「おう。誰かと思えば同志社じゃないか。こんなところで何を?」
同志社「そんなことどうでもいいじゃないか。お前こそ何してるんだ?」
ICU「いや、それがな、ちょいと聞いてくれよ同志社。俺、上智理科大と組んでたわけよ。そんで北陸地方と組んで日本を支配しようとしてたわけ。そしたらなんと、関東公立大同盟とやらにあっさりやられちゃったわけだ。もうね、アフォかと。バカかと。」
同志社「どうでもいいが、お前しゃべり方が随分と変わったな・・・。」
ICU「最近2○ゃんねるとやらにはまっててな。まぁそんなことはどうでもいい。それで、命からがら逃げ出してきた所をあの方に救ってもらったわけだ。」
同志社「あの方?」
ICU「天下の東大様よ。それで俺は東大軍傘下に入ったわけ。今日はその初仕事よ。」
同志社「仕事って、こんなとこまできて何やるんだ?」
ICU「我々東大軍はオックスフォードとケンブリッジに協力を要請する。それで俺がその仲介役ってわけ。」
同志社「!?(ま・・まずい・・・ここは一先ず時間稼ぎだ)」
ICU「どうした?顔色が悪いぞ。」
同志社「い・・いやそんなことはない。ところでICU、お前今暇だろ?今日当たり一杯やらないか?」
ICU「いや、東大様がお急ぎのようだったのでな。すぐにでも両校に会わないと。」
同志社「そんなこといわずにさ。お前な、東大の命令如きで普段来てないイギリスくるんじゃねーよ。な?とりあえずイギリスを案内してやるよw」
ICU「なんかお前らしくないが・・まぁそれも悪くないな。戦争ばかりで俺も少々疲れた。」
同志社「だろ?それでは決まりだな。」
ICU「あぁよろしく頼むわ。」
同志社「(さて・・・どうしたもんだか・・・)」

その日この予想外の展開に、同志社ICUの案内をしながら打開策をねった。

〜〜
同志社は道を歩きながら考えていた。ICUとておそらく戦争を好まぬはず。なんとか
戦争終結のための我々の同士に引き込まなければ・・・
同志社ICU、お前は本心で東大について言ってるのか?」
ICU「いや、だが拾ってもらったのでな。上智理科大は役立たずだし」
同志社「俺は戦争を終結させたいと思っている。お前ももう分かっているはずだ
この戦いはもはや殺戮のみが目的の無意味なものとなりつつあるのを・・・」
ICU「だからといって俺にはどうしようもない。それに仮にそうしたくても
俺の力では役不足だ。」
同志社「俺と同士になれ。」
ICU「な・・・正気か?お前と俺二人で何が出来る。オックスブリッジも東大以
外は相手にしないぞ。」
同志社「お前は自分の生みの親を忘れたのか?」
ICU「生みの親?」
同志社「そうだ。お前はもともと米国の教養大学の日本版として産声を上げた。彼らのことをよもや忘れてはいまい・・・」
ICU「ま、まさか米国のハーバードスタンフォードに匹敵する最強の教養大学
にして我が両親スワースモア大、アマースト大のことか?」
同志社「そうだ米国で7武神と言われるメンバーのうちの二人だ。彼らの力を借
りよう。彼らならばオックスブリッジとも互角以上の実力を持つ。」
ICU「むう、た、確かに。だが、俺はもうオヤジとは親子の縁を切っている。果たして俺の力になってくれるか。」
同志社「分からない。だがやるだけの価値はある。今から米国に飛ぼう。もう無意味な戦争は終わらせるのだ。」
ICU「ああ、わかった。」

こうして同志社ICUは新たな同盟を結び、米国の7武神のメンバーでICUの両親、
スワースモア、アマーストの力を借りるべく米国に飛び立った。
一方圧倒的なの力を持つ東工大の新たな配下となった理科大もまた、密命を帯びて
米国の7武神のメンバーMIT、CITの元へ密かに向かっていた。



〜〜
戦局は徐々に膠着状態になり、泥沼化をし始めていた。一橋大はあせっていた。
(く、くそっこんなはずではなかった。本来京大らを軽々ぶちのめすはずが
まさかここまで群雄割拠の状態を呈するとは。。。不覚)
一橋「とりあえず、弟分の早稲田、慶応に会いに行くか・・・」
一橋はこう独り言を言い、2人に会いに行った。
一橋「よう・・・おい、そのケガはどうしたんだ?」
早稲田「よ、予備校軍にやられたんだ。まさかやつらがここまでつよい
とは・・・」
慶応「や、やれらましたよ。我々はもう当分戦力にはなりません。不覚です。」
一橋「ちっ。これではどうしようもないな。どうすればいいか・・・」
早稲田「こうなったら7武神に力を借りよう。我々も以前会ったこと
のある・・・」
一橋「シカゴ大か、、あのノーベル経済学賞受賞者を多々輩出した全米
最強の経済学を武器に持つ・・・」
慶応「そうです。我々が初めて日本に経済学という武器を輸入したときに
お世話になったシカゴ大です。そして私のKBSは同じく7武神のメンバー
ハーバードから経営学を輸入しています。この2校の力を借りるしかあり
ません。」
一橋「たしかに、この2校とは友好関係にある。そうだ、彼らの力を
借りて劣勢を挽回しよう。」

こうして3校は急遽日本を離れ、米国7武神のメンバーハーバード、
シカゴの元へと向かっていった。そして戦局の舞台は日本から米国へと
移りつつあった。



〜〜
ロサンゼルススラム街の一角、寂れたバーが並ぶ路地裏・・・
阪大「あなたが我々に協力し、作戦が成功した暁には7武神最強のメンバーの
座につけるよう日本から徹底的に援護しますよ」
???「ほう・・・だがお前達にそれをやるだけの実力があるのかな?」
阪大「我々を見くびってもらっては困りますよ。京大阪大は常時理系国際投稿論文数で世界トップ10にいるではないですか。」
???「ふ、そうだな。お前達ならあのにくったらしいMITやCITとも互角のパワーを持つかもしれんな。ふふふ」
阪大「噂によると既に他の7武神のメンバーには既に日本の他の大学と秘密裏に協定が結ばれているそうです。あなたもうかうかできませんよ。」
???「そうか。いいだろう。俺もそろそろ7武神の連中と馴れ合うのも飽きてきた頃だ。全米最強の座につくのもいいだろう。」
阪大「シリコンバレーを配下にもつあなたなら訳ありませんよ。では最終兵器の
開発をお願いしますよ。スタンフォードさん。」
スタンフォード「くくく」

靴音が去っていき、再び路地裏に静寂が戻っていった。そして7武神最強の
メンバーとも言われるスタンフォードを味方に引き入れた阪大は意気揚々と
引き上げていった。

7武神=ハーバード、スタンフォード、MIT、CIT、シカゴ、スワースモア、
アマーストの全米最強の7大学。全米のみならず、世界の大学の頂点に
君臨している。

法政の逆襲6〜旧敵との和解〜

法政と学習院。対峙した二人…

法政「学習院、あの時はお前を恨んだが、それも今や良い思い出だ。もう疲れた…」
学習院「………」
法政「俺を殺してくれ。かつて、俺から座を奪ったお前にならば…」
学習院「何か勘違いしているようだが、私は既にMARCとは切れている」
法政「は?」
学習院「今は北大・東北・名大の下で戦争終結のために働いている」
法政「おいおい、その3人は反乱の中心じゃないか」
学習院「やはり何も知らないのか。丁度良い、説明してやろう」

学習院は法政に、北大・東北・名大は京大を裏切っていること、
予備校連合が発足したこと、この戦いの主な勢力分布などを伝えた。

法政「………」
学習院「とりあえず、今話した事が私の知りうる全てだ」
法政「全然知らなかった…」
学習院「そうか、では私と共に組まないか?私は今関東周辺で情報収集をしている。
    君がいれば、効率は更によくなる」
法政「そうだな…俺も平和が好きだし…」

ドゴォォォォオン!!

凄まじい音と共に、周囲が激しく揺れた。
法政「じ、地震か?」
学習院「いや、これは爆弾か何かだ!」
法政「こ、心当たりは?」
学習院「無い!とにかく、何が起こったか確かめねば!」
法政「あ、ああ!」

〜未完の究極兵器〜
東工大は巨大な砲台の前で高笑いしていた。

東工大「フハハハハハハハハ!!四工大、よくやったぞ! 一瞬で富士山が消し飛んだ!」
工学院「あんた、何勝手に…」
東工大「西日本を消す必要はなくなったから、威力はこれで十分だ」
武蔵工「なくなった?」
東工大「"私が支配する国"の面積を減らすのもつまらん」
芝浦工「き、貴様!」
武蔵工「この兵器で何を企んでやがる!」
東工大「予備校共の下らぬ情報戦略、他の大学達の申し訳程度の策略、
    全て、この兵器の前では無意味だということだ。フハハハハハハ」
東京電「俺達はお前のためでなく東大さんの為に作ったんだ!」
芝浦工「それに、この兵器はまだ未完成だ!」
東工大「安心しろ。貴様達の死後、この兵器は完成させてやるから」
武蔵工「なっ――――――」

ドゴォォォォオオオン!!

東工大「良い気持ちだったろうな…自分の作った兵器で死ねたのは…」
東工大は砲台をなでながら、満足そうに呟いた。

法政「またあの音だ!さっきより大分近い!」
学習院「嫌な予感がする…」
法政「手分けして調査しよう!」
学習院と法政は二手に分かれ、音の原因を調べることになった。

その頃、工場には音を聞きつけた一橋が到着していた。
一橋「何をやっている!東工大!!」
東工大「何って、ちょいと富士山を吹き飛ばして、四工大を葬っただけですよ」
一橋「それが答えになってると思ってるのか…!」
東工大「なってませんか?」
一橋「命令無視!工場破壊!仲間殺し!…お前には大学の未来のため、ここで死んでもらう!」



〜〜
ついに、医科歯科大学連合が動き出す、、、

東医歯「この度、君達に集まってもらったのは他でもない、
    日本受験界に大きな影響を及ぼしている戦争の事だ!!!」
その他「しかし、それは前の会議で不可侵ということで一致ではないのですか?」
    「、、、我々はいい、しかし、旧帝の医学部から救援の連絡が届いた。」
その他「どういうことですか?簡潔に話してください。」
東医歯「君達も知っているだろう、予備校界がついに偏差値操作をし始めた事を!!
    私達は戦争に加わっていないから、変化無し。
その他「も、もしかして、、、」
東医歯「その通り!!私立国公立関係なく戦争に参加してる学校の医学部の平均偏差値は35だ。」

ザワザワ  ナンテコトダ   35ナンテ,ガクブヘイサシタホウガマシダゾ、、、

京府医「私は先ほど、予備校の方々と秘密裏に会ってきた。」

!!!!!!!!!

京府医「この戦争が和平的に解決しない限り、断固として方針を変えないつもりらしい、、、」
その他「ま、、まさか、、そんな、、我々は」
東医歯「仕方あるまい、、神戸医科大学を放していたのも、こういうときのため、神戸側、さらに神戸の元仲間である3地方旧帝と連携を取る為なのだよ。」
東医歯「私はすぐに関東と北陸に発つ。各々準備しておきたまえ。余計な時間は掛けん、一晩で終わらせるぞ。」

〜〜
〜追憶〜

A「で、話とはなんでしょうか?」
???「、、、偏差値の方は何とかなりませんか?」
B「戦争が終るまで元に戻しません。これは予備校界の意思でもあります」
C「そういえば、あなた方側の偏差値は下がっていないはずですが?」
???「戦争中の仲間がいますんでね。」
A「ああ、そういうことですか。、、くっ、、」
???「その包帯、、どうかしたんですか?お怪我でも?」
A「いや、先日猿が予備校内に入ってきてね、追い出すのが大変でしたよw」
???「そうですか、それは大変でしたね。、、、戦争が終れば、、」
B「はい、元に戻します。これは予備校界の決定事項ですので。」
???「終らせれば良いんですね?」
C「はい、どんな方法であってもいいんですが、、できるだけ平和的に。」
???「分かりました。それでは失礼します。」

???が去ったあと、、、

A「ついに彼等が動き出すのか、、」
B「遅かれ早かれこうなると思っていましたが。」
C「おそらく、、1週間以内に終るでしょうね。」

A:代 B:駿 C:河

〜〜
神医「おい、、神戸!!起きろ!!!」
神戸「ん、、何?」
神医「ん、、何?じゃない!!、、とんでもない奴が来なすったぞ、、」
??「はじまして、、と言っても、片方は親交深いですけどね」
神医「何しに来た、、おまえ等は関与しないはずだろ、、、闘りに来たのか?なら容赦しない、、」
東医歯「まぁまぁ、、医大連はこの戦争を終結させるべく、あなた方と盟約を結びたい」
神戸「なるほど?で、見返りは?」
東医歯「貴方の学校の医学部の偏差値を1上げるよう、予備校界に頼みます」
神医「笑わせるな!!たった1で」
神戸「乗った!!!」
神医「おいおい、、まじかよ」
神戸「この戦争に意味はないんだよ、どちらが勝っても、入れ替わりが起こるだけ、下克上にもなりゃしない、、ですよね?」
東医歯「はい、被害がこれ以上大きくなる前に、終らせなければ」
神医「くっ、、仕方ねぇ、、もっと面白くなると思ってたのに、、」
東医歯「神戸医科大学君、特別に今回の貴方の反抗はなかったことにしてあげます。」
神戸「今から、あの3旧帝の元へ向かうのですね、ご一緒しましょう。」
東医歯「はい」
神戸「神戸医科のすることは」
神医「わかってる、奴を止めるさ。」
神戸「ありがとう、、頼んだよ。 では、行きましょう」



〜〜
その頃、大阪の公立2人組みは四国に向かっていた

阪府「早いところ着いて、地方を治めないと、、」
阪市「どうして?ゆっくりでいいでしょ、」
阪府「関東の奴等が四国も抑えたらどうする?」
阪市「それはまずいな、、」
阪府「!!!!おい、隣の車両を見ろ!!!」
阪市「くそっ、、あいつら、、こんなにも早く、、」
阪府「奴等も終点まで乗るつもりだ、、着いたら出る前に先制仕掛けるぞ。」
阪市「仕方ないな。」

ツギハーシューテン

阪府阪市「今だ!!!」

ガシャーーーン!!!!!

〜〜
続き(途中から)

阪府阪市「今だ!!!」

ガシャーーーン!!!!!

都立「ん?何の音だ?お、おまえ等はっ!?」
阪府「食い倒れに吐き倒れラーーシュッ」
都立「やっやば:;lvpdtビジwhh日御;世イアエJHhvふべべっべべべべべ」

阪府「はぁはぁはぁ、、やったか?」 
阪市「いや、、見ろ」

都立「げほっげほっ、、、さすが、、と言った所ですか、、
   (強いな、、恐らく多税札束バリアがなかったらおそらく、、それより横市はこんあ大事な時にどこ行ったんだ?)」

   ガラーーー(ドアの開く音)

横市「おーい、都立。お前もうどん食、グボッ!!」
阪府阪市(うわぁ、、きったねぇ、、、)
横市「ぶぼっぼぼえら、ばんでぼぼび(おっおまえ等、何でココに?)」
都立「やっと来たか、、行くぞ!!そのまえに口周りを掃除しろ!!」
横市「すいませーーん!!!お絞りもらえますか?」 



〜〜
そのころ筑波大は……
実は、閉鎖的な筑波研究学園都市には、この戦乱の情報など全く入っていなかったのである。
また戦争に参加している他の大学からも、筑波大の存在は忘れ去られていた。

よって、日本の多くの大学が戦争に集中している間、筑波大は何も知らずに学問に没頭し、様々な研究成果を上げていたのである。
このことは、戦争終結後に筑波大が躍進するきっかけとなるが、それはまた後の話。

法政の逆襲5〜〜 (3)

河合「今日、予備校の皆さんに集まってもらったのは言うまでもない。
   現在全国の大学を巻き込んで行われている、この恐ろしい戦争について話し合うためだ」
駿台「この戦争によって、大学の序列がどう変わるか。我々としては非常に興味がありますな」
代ゼミ「そうだな。しかしそれ以前に、この戦争を早く終わらせることが先決ではあるまいか」
河合「その通り。こんな戦争が長々と続けば、我々受験産業にとっても大打撃だ。
   早くこの戦争を終わらせるために、我々予備校サイドでも何かできないだろうか」
東進「そうだねえ〜。でも、まさか我々が戦争を仲裁するわけにはいきませんからねぇ」
河合「う〜む…」

〜〜
代ゼミ「そうだ! 我々の武器『模試』を使うのはどうだろう」
河合「模試か。でもどうするのだ?」
代ゼミ「元はといえば、この戦争は大学同士の権力抗争から始まった。
    そこでだ。模試における志望校判定を操作するのだ」
東進「そうか! 東大京大を始め、この戦争に参加している難関大学の判定偏差値を、極端に下げればいいのか!」
駿台「どうせなら、東大京大を『ものつくり大』くらいのレベルに下げるとおもしろいな」
河合「これはいい考えだ。『戦争をやめない限り、お前ら難関大の偏差値をDQNレベルにする』と脅すのか」
東進「難関大も、結局は我々予備校の模試での高い判定偏差値によって、権力を維持しているに過ぎませんからね。難関大は判定偏差値が落ちたら、かなりプライドが傷付くことでしょう」

代ゼミ「ただ、一つ問題がある。この模試作戦をする場合、全国最大規模の母集団をもつベネッセに協力してもらわねばならん」
河合「それだったら、共催模試をしている駿台に頼めばよかろう」
駿台「私か。ただ実を言うと、私もベネッセとは仲が良いわけでは無いのだよ」
東進「そこをなんとか!」
駿台「しょうがない。ベネッセにこの模試作戦に協力するよう、説得をしてみる」
河合「よし。ベネッセの協力が得られ次第、この『模試作戦』を決行する!」

翌日、駿台はベネッセを説得し、模試作戦の決行が決まった。


〜〜
時は6月。各予備校の模試のデータが公開され、戦争中の難関大たちは皆、驚愕した。

『第1回全統マーク模試 判定偏差値
 東大京大阪大/32.5〜34.9  旧帝大/32.5〜34.9  早慶/35.0〜37.4
 MARCH/32.5〜34.9 関関同立/35.0〜37.4
(ちなみに ものつくり大/32.5〜34.9  足利工業大/35.0〜37.4)』

東大「なんじゃこりゃ! 我々はものつくり大レベルだというのか!?」
早稲田「一気に超難関私大からDQN底辺私大に転落なんて!?」
慶應「ふ、ふざけんじゃねぇ!」


〜〜
そのころ京大軍では…
阪大「おかしいですよ。河合塾、進研、代ゼミ、果ては駿台の模試で、我々難関大の判定偏差値が、極端に下がっています」
京大「う〜む。これはどういう意味なのだ。しかし、我々をDQN底辺私大呼ばわりするとは、侮辱されたものだな」
関学「まったくです。関関同立のプライドにかけて、これは許せません!」

そこに、予備校連合から一通の手紙が届いた。
立命館「こ、これを見てください!」
 『我々予備校は、あなたたちの戦争に反対している。この戦争への抗議として、
  模試においてあなたたち難関大の判定偏差値を下げさせてもらった。
  あなたたちにとっては、偏差値が下がることは堪え難い苦痛でしょう。
  元の高偏差値に戻してほしければ、いますぐ戦争を止めなさい』
関学「そうか…。これは予備校連合の策略だったのか」
九大「どうします? ここで休戦するわけにはいきませんよね?」
京大「もちろんだ。しかし、この低偏差値が続くようだと、受験生の信頼も得られんし…」
立命館「ここは、予備校連合に対して宣戦布告をするべきでしょうか?」
京大「そうだな…。予備校連合など、我々京大軍にしては敵ではない!」

実は、あまりのDQN偏差値に怒った東大軍も同様に、予備校連合に対して宣戦布告をしたのだ。
ここに、予備校連合 vs「東大軍」「京大軍」という、新たな戦争がぼっ発した。
しかし、全国にネットを持つ予備校連合の強さを、難関大たちは知らなかったのだ…。


〜孤独〜
京大の半ば強引なクーデターの中、勢力は次々と分裂。
そんな中、上智の依頼を受けていた法政は一人居酒屋にいた。

法政「なんなんだよ…同志社立命館は行方不明、
   他の関西の大学を説得すれば、なぜか東西は休戦状態…」
その時、店内にいた受験生同士の会話が聞こえた。
受験生A「難関大がほとんど偏差値30台だぜ」
受験生B「どうなってんだ…?」
受験生A「だから俺東海に行くよ、偏差値65だし」
受験生B「そうだな、いくら行きたくても偏差値30じゃあ、ちょっとな…」
法政(な、何だ!この会話は!?)

法政は軽い変装をして、受験生達に話しかけた。
法政「君達、今の話は本当…?」
受験生A「ん?本当だよ、この記事見てみ」
受験新聞の一面には『難関大学の偏差値激減!?』という記事が。
記事にある偏差値表を見ると、難関大という難関大が大幅に偏差値を下げている。
受験生B「どうでもいいけど、アンタどっかで見たような…」
法政「気、気のせいだよ。それじゃ!」

法政「一気に酔いが覚めちゃったよ。世の中どうなってるんだ…?」
居酒屋を出た法政。その時、携帯電話に上智からメールが来た。
ピロロロ〜ン♪
法政「まずいな、催促かな…まだ一校も説得できてないのに…」
理科大とICUが負傷した。戦況は私の予想を大きく上回ってしまった。
 私たちはひとまず身を隠した。君も適当に避難してくれ』
法政「そ、そんな…俺一人でどうすればいいんだ!!」

法政が落胆していると、聞き覚えのあるバイオリンの音色がした。
法政「このバイオリンは………学習院!」
学習院「法政じゃないか。あのMARCH会議以来かな」
因縁の相手との再会。果たして法政のとる行動は!?


〜〜
ここはとある会議室。早慶代ゼミが密かに交渉している。
早稲田「偏差値の件、なんとかなりませんでしょうか。我々があの富士常葉大学と同じ偏差値なんて、恥ずかしくて表を歩けませんよ…」
代ゼミ「そうはいっても、この戦争を早く終わらせて頂かないことには話は始まりません。戦争が終われば、偏差値は元通りにしますから」
慶應「いや、我々はこの戦争を終わらせるわけにはいかないのです。あ、その…、お金なら少しばかりございますが…」
代ゼミ「金で解決などとんでもない。第一、あなたがたは莫大な戦費で、首が回らなくなっているのでは?」
早慶「(図星!)」
代ゼミ「…そうそう、あなたがたに嬉しいニュースです。
    早慶があまりの低偏差値になったことを受けて、代ゼミでは今年の
    『早大入試プレ』と『慶大入試プレ』を取り止めることにしました」
慶應「えぇっ、そんな! 個別大プレ模試は、その大学にとって権力の象徴なのに…!」
代ゼミ「もちろん東大京大など、偏差値が急落した大学のプレ模試も取り止めます。
    代ゼミでは代わりに『駅弁大学プレ』『私立短大プレ』などを行います」
早稲田「(こ、これは堪え難い屈辱! 我々をなんだと思っているんだ!)」
慶應「(プレ模試が無くなるとは大きな打撃! 来年の受験者数の激減は必死だ!)」
代ゼミ「さあ、どうします(藁)?」

〜〜
早稲田「くそ!バカにしやがって! もう我慢できない!」
慶應「先制攻撃! くらえ、“SFCスマッシュ”!!!」
早稲田「よし、“広末ビーム”!!!」
代ゼミ「ぐわぁっ……。そうか、そっちがその気なら…、いくぞ、“白本ラリアット”!!!」
早慶「(つ、強い!)」
代ゼミ「全国に校舎を持つ我が代ゼミにかかれば、早慶などちょろいもんよ!
    いくぞ、“代ゼミスカラシップ”!!!」
早稲田「ガハァッ!!」
代ゼミ「まだまだぁ〜。“代ゼミライブラリー”!!!」
慶應「わ、早稲田、ここはひとまず逃げるんだ!!」
早稲田「うわぁ〜〜」
代ゼミ「ふん。予備校の力を思い知ったか!」

早慶は命からがら逃げ出し、このことを知った東大軍に恐怖が走った。
この戦いの本当の敵は、予備校連合なのかもしれない……。

法政の逆襲4〜〜 (2)

どこもかしこも合戦の最中、、、、、少し離れた場所で、、話し合う数校、、

阪市「あーあーあーあー、阪大さんも苦戦しちゃってるねぇ、、」
阪府「、、、慶應と早稲田相手じゃ無理ないけどね、、で、どうするんですか?」
神戸「当分の間は様子見だな、、もともと僕らは、、、、、」
阪市「関西が勝っても、関東が勝っても、俺達が旧帝並みの位置につけるわけじゃない、、ということでしょ?」
阪府「でも、関西が勝つと良い事は少しあると思いますが?慶應、早稲田くらいなら僕ら2人が阪大さんに加勢すれば、、」
神戸「いや、今、色んな大学同士で結びつきができてるらしい、、」
阪府「誰の情報ですか?」
神戸「法政及び関西を見張らせている人からだよ、、、、。いざとなれば芦屋の力で全て潰すという手もありえるけど、それじゃ日本が駄目になっちゃうでしょ。」

○○「、、、、医大連は高みの見物だぞ、、、、それと、北海道と東北が準備のために一旦地元に戻っていったそうだ、、、、我等はどうする?」

阪府「!!、、あんたは、、、神戸医科大学!?いつからそこに、、、、もしかして見張り役って、、」
神医「いつ来ようと私の勝手だろう、それにあんなもの見張りとは言えん、、、
   戦争中だというのにあの2校は隙がありすぎる、猫でもできるぞ!!」
阪市「医大連は高みの見物なのに、何故あんたが僕達の方に?」
神戸「まぁ、、いいじゃないか。。それより、関西関東北陸九州中部以外の無所属地方国公立をどうするかだ、、」
神医「そいつ等で結びつかせて、関西、関東両軍にぶちあてるという方法もあるが、、」
神戸「あいかわらず、えぐいねー、君」
神戸「とりあえず、彼等に不可侵を決意させるをということで阪府、阪市の両名は2人で地方に飛んでくれ」
府市「分かりました」
神戸「君達が戻ってくるまでの間、僕達二人は、廃校が出ないように戦局を調整するよ、、」
府市「気をつけてください!!」
神医「おまえ達モナー
神戸(それ、僕の台詞、、、)



〜〜
京大軍の雄、同志社立命館は厳しい戦火の中生き残るべく行動を共にしていた。

同志社「なぁ立命館よ・・果たしてこの戦いにどんな意味があるのだろうか?」
立命館「さぁな・・俺も最近帝大達のエゴに付き合ってるだけなんかなぁって思ってきた」
同志社「・・・・・・・」
立命館「・・・・・・・」
同志社「今周りに誰かいるか?」
立命館「いや、虫けら一匹の気配も感じないが。」
同志社「新島先生の言葉になぁ
    『 自由二種アリ
     一、物ノ束圧ヲ受ケヌ事
     一、心ノ真理ニ叶ヒ、真理ヲ自得シテ自由ナル事 』
    っていうありがたいお言葉あるんだわ。」
立命館「つまりお前・・それって・・・」
同志社「あぁ・・俺は戦線を離れることにする。」
立命館「は?」
同志社「俺には俺の道があるんだ」
立命館「おいおい・・待ってくれよ」
同志社「悪いな。そういうことだ。」
立命館「じゃぁお前京大さん達がどうなってもいいのかよ!」
同志社「うるさい。俺はお前のそういうところが大嫌いだ。さんざん京大達に媚を売って偏差値上げてるのは知ってるぞ。
    俺はそういう工作活動は大嫌いだ。」
立命館「そんな・・・わかったよ。けどお前、これからが大変だぞ。京大軍の追手門が容赦なく襲ってくるだろうしな。」
同志社「あぁわかってる。嫌いなんて言って悪かった。またいつか京の都での再会を誓おう・・・」
立命館「あぁ必ずな・・・達者でな。」
同志社「お前も・・・じゃぁな」

こうして同志社は京大軍を離れ、単身海の向こうへと旅立っていった・・。



〜〜
ここは東大軍の兵器工場、関東4工大の会合が戦いの水面下で行われていた。

武蔵工「これで全員か?」
芝浦工「そのようだな。」
東京電「で、今日はなんのために集まったんだね?」
工学院「俺も何も知らされていない・・・芝浦、お前知ってるか?」
芝浦工「あぁ。どうやらいよいよ東大軍の戦力に陰りが見えてきたようなのでな・・・そこで我々が召集されたわけだ。」
武蔵工「で、散々俺達を低学歴扱いしてきた東大MARCG達が、今更俺達に何をしろと?」
東京電「自分達がピンチになると低学歴に泣き寝入りか!おめでてえなww」
芝浦工「どうやら・・・西日本を海に沈める気らしい・・・・。」
工学院「おいおい・・・正気か?」
芝浦工「いやまだ正式には決議されていないようだが、昨日東大から直々に・・・」
武蔵工「で、その兵器を俺達が作れと。そういうことか?」
芝浦工「ご名答。我々の技術を持ってすれば不可能なことではないが・・・」
東京電「俺は賛成だ。この手柄で東工大以上の地位につけるかもしれんしなw」
工学院「最低な野郎だな・・・俺は反対。西日本あっての日本だ。東大はテロリストと何もかわらない」
武蔵工「そうだな・・しかし東大の命令に背くのは自殺行為かもしれんな・・・。」
芝浦工「我々に残された時間は少ない。早急な決断が必要だ。」
すると急に工場の全扉が閉められ、出口は全て閉ざされた。

〜〜
武蔵工「なにごとだ!?」
???「クックック・・話し合いは進んでおりますかな?」
工学院「誰だ!?」
東工大「おやおや、ご紹介が遅れましたな。私、東大軍兵器開発部長の東京工業大学と申します。」
東京電「しってるつーの。いちいち嫌味なやっちゃな!」
芝浦工「落ち着け東電。東工大、我々を閉じ込めてどうする気だ?」
東工大「聞くまでもないでしょう。西日本を瞬時に沈める兵器を作ってもらいます。所謂、大量破壊兵器というヤツですね。」
武蔵工「話は聞いている。だが俺達は反対だ。自分の国を壊すなんて人間のすることじゃない。一部あんたの上を狙って賛成のやつもいるが。」
東京電「・・・・・・・」
東工大「最近欧米では流行のようですがね。しかし残念なことにあなた方には拒否権がない。ここに一週間ほどこもってもらい兵器を作ってもらいます。」
工学院「拒否した場合は?」
東工大「死んでもらいます。あなたがた、腐っても『四工大』でしょ?こんな仕事私なら一日でできますがw」
東京電「(心底嫌味なやっちゃ・・・じゃあてめぇがやれよ)」
芝浦工「完成すれば命の保証はするんだな?」
東工大「はい。ご希望であれば関関同立以上のクラスも・・・」
武蔵工「そんなことはどうでもいい。早速作業にとりかかるから貴様はでていけ!」
工学院「目障りなんだよ!」
東工大「おやおや、嫌われてしまったようでつね。まぁしっかりと仕事をこなしてくれれば文句はありませんよ。では。」
東工大は闇の中へ消えていった。
                          続く



〜〜
北陸に来た関東公立大連盟
理科大ICUへの奇襲作戦も一段落し、各地域の主要公立大を北陸に呼び寄せる。
そこには神戸大たちとの話し合いの中で地方に遠征している阪市、阪府の姿もあった…。

都立大「君らに集まってもらったのは他でもない、最近東大軍と京大軍の争いが激化しているのは知っての通りだが、両軍の多数派工作が激化する中で、関東、関西以外の地域でも東大派京大派に分かれて戦に参加する大学が多くなってきている。」
横市大「我々公立大学は、これまで地域に根ざしマターリ平和にやってきた、しかし最近の戦のせいで東大京大、あるいはそれらの同盟校によってわれわれのシマが荒らされる事態が発生している。」
宮城大「んだんだ、最近東北大も参戦してるみでぇで、戦火が関係無ぇトーホグまで及んできてるんだ、これは俺も我慢ならねぇ。」
福岡県立「こっちも同じような状況ばってん、がまんならんとですたい!」
高経大「そこで、だ。いまこそ公立大が協力してこの事態を打破しようではないか!我々全国に散らばる公立大が団結しない手はない!」
都留文「なるほど、公立大が団結して第三勢力を作ろうって訳ですか…。」
名古屋市大「確かにこの戦国時代を生き残るには1つの選択肢だな…。」
シーボルト大「しかしなぁ…。我々は地元に根ざしてやっている訳で、徒党を組むのは良いことなのかどうか…。」
埼玉県立「もちろんここですぐに返事が欲しい訳ではない。君たちの賢明な判断を期待してるよ。あ、そうそう。同じ地域のほかの学校にも出来るだけこのことを伝えてくれるよう頼む。」
都立大「それでは解散!」

〜〜
===会議終了後、帰りの特急列車にて…。===
阪市「おいおい、大変なことになったなぁ…。」
阪府「公立大の団結…か。」
阪市「都立大もああは言うけどな、本心はどうなんだろうな。」
阪府「公立大の主導権を関東の奴等にやすやすと握らせるのもおもろくないしな」
阪市「慎重に行かんと都立や横市にやられかねんからな。あいつ等も案外腹黒だから。」
阪府「そうだな、しかし団結しないと東大京大に潰されかねないという状況もあるのは事実…。」
阪市「そこで、だ。とりあえず恭順する素振りを見せてはおこうと俺は思ってるんだ。」
阪府「とりあえず…。だな。」
阪市「ところで、これは神戸には言っといた方が良いのかな?」
阪府「いや、今は言わないでおこう。俺たちにとって選択肢は多いほうが良いだろ?」
阪市「府立さん、あなたも結構ワルですなぁ…。」
阪府「なぁに、生き残るためにはこれくらいしなければならない時代なんですヨ、今は。」

どうなる、公立大連盟。そして大阪2公立大の不穏な動きいったいどうなる??