法政の逆襲6〜旧敵との和解〜

法政と学習院。対峙した二人…

法政「学習院、あの時はお前を恨んだが、それも今や良い思い出だ。もう疲れた…」
学習院「………」
法政「俺を殺してくれ。かつて、俺から座を奪ったお前にならば…」
学習院「何か勘違いしているようだが、私は既にMARCとは切れている」
法政「は?」
学習院「今は北大・東北・名大の下で戦争終結のために働いている」
法政「おいおい、その3人は反乱の中心じゃないか」
学習院「やはり何も知らないのか。丁度良い、説明してやろう」

学習院は法政に、北大・東北・名大は京大を裏切っていること、
予備校連合が発足したこと、この戦いの主な勢力分布などを伝えた。

法政「………」
学習院「とりあえず、今話した事が私の知りうる全てだ」
法政「全然知らなかった…」
学習院「そうか、では私と共に組まないか?私は今関東周辺で情報収集をしている。
    君がいれば、効率は更によくなる」
法政「そうだな…俺も平和が好きだし…」

ドゴォォォォオン!!

凄まじい音と共に、周囲が激しく揺れた。
法政「じ、地震か?」
学習院「いや、これは爆弾か何かだ!」
法政「こ、心当たりは?」
学習院「無い!とにかく、何が起こったか確かめねば!」
法政「あ、ああ!」

〜未完の究極兵器〜
東工大は巨大な砲台の前で高笑いしていた。

東工大「フハハハハハハハハ!!四工大、よくやったぞ! 一瞬で富士山が消し飛んだ!」
工学院「あんた、何勝手に…」
東工大「西日本を消す必要はなくなったから、威力はこれで十分だ」
武蔵工「なくなった?」
東工大「"私が支配する国"の面積を減らすのもつまらん」
芝浦工「き、貴様!」
武蔵工「この兵器で何を企んでやがる!」
東工大「予備校共の下らぬ情報戦略、他の大学達の申し訳程度の策略、
    全て、この兵器の前では無意味だということだ。フハハハハハハ」
東京電「俺達はお前のためでなく東大さんの為に作ったんだ!」
芝浦工「それに、この兵器はまだ未完成だ!」
東工大「安心しろ。貴様達の死後、この兵器は完成させてやるから」
武蔵工「なっ――――――」

ドゴォォォォオオオン!!

東工大「良い気持ちだったろうな…自分の作った兵器で死ねたのは…」
東工大は砲台をなでながら、満足そうに呟いた。

法政「またあの音だ!さっきより大分近い!」
学習院「嫌な予感がする…」
法政「手分けして調査しよう!」
学習院と法政は二手に分かれ、音の原因を調べることになった。

その頃、工場には音を聞きつけた一橋が到着していた。
一橋「何をやっている!東工大!!」
東工大「何って、ちょいと富士山を吹き飛ばして、四工大を葬っただけですよ」
一橋「それが答えになってると思ってるのか…!」
東工大「なってませんか?」
一橋「命令無視!工場破壊!仲間殺し!…お前には大学の未来のため、ここで死んでもらう!」



〜〜
ついに、医科歯科大学連合が動き出す、、、

東医歯「この度、君達に集まってもらったのは他でもない、
    日本受験界に大きな影響を及ぼしている戦争の事だ!!!」
その他「しかし、それは前の会議で不可侵ということで一致ではないのですか?」
    「、、、我々はいい、しかし、旧帝の医学部から救援の連絡が届いた。」
その他「どういうことですか?簡潔に話してください。」
東医歯「君達も知っているだろう、予備校界がついに偏差値操作をし始めた事を!!
    私達は戦争に加わっていないから、変化無し。
その他「も、もしかして、、、」
東医歯「その通り!!私立国公立関係なく戦争に参加してる学校の医学部の平均偏差値は35だ。」

ザワザワ  ナンテコトダ   35ナンテ,ガクブヘイサシタホウガマシダゾ、、、

京府医「私は先ほど、予備校の方々と秘密裏に会ってきた。」

!!!!!!!!!

京府医「この戦争が和平的に解決しない限り、断固として方針を変えないつもりらしい、、、」
その他「ま、、まさか、、そんな、、我々は」
東医歯「仕方あるまい、、神戸医科大学を放していたのも、こういうときのため、神戸側、さらに神戸の元仲間である3地方旧帝と連携を取る為なのだよ。」
東医歯「私はすぐに関東と北陸に発つ。各々準備しておきたまえ。余計な時間は掛けん、一晩で終わらせるぞ。」

〜〜
〜追憶〜

A「で、話とはなんでしょうか?」
???「、、、偏差値の方は何とかなりませんか?」
B「戦争が終るまで元に戻しません。これは予備校界の意思でもあります」
C「そういえば、あなた方側の偏差値は下がっていないはずですが?」
???「戦争中の仲間がいますんでね。」
A「ああ、そういうことですか。、、くっ、、」
???「その包帯、、どうかしたんですか?お怪我でも?」
A「いや、先日猿が予備校内に入ってきてね、追い出すのが大変でしたよw」
???「そうですか、それは大変でしたね。、、、戦争が終れば、、」
B「はい、元に戻します。これは予備校界の決定事項ですので。」
???「終らせれば良いんですね?」
C「はい、どんな方法であってもいいんですが、、できるだけ平和的に。」
???「分かりました。それでは失礼します。」

???が去ったあと、、、

A「ついに彼等が動き出すのか、、」
B「遅かれ早かれこうなると思っていましたが。」
C「おそらく、、1週間以内に終るでしょうね。」

A:代 B:駿 C:河

〜〜
神医「おい、、神戸!!起きろ!!!」
神戸「ん、、何?」
神医「ん、、何?じゃない!!、、とんでもない奴が来なすったぞ、、」
??「はじまして、、と言っても、片方は親交深いですけどね」
神医「何しに来た、、おまえ等は関与しないはずだろ、、、闘りに来たのか?なら容赦しない、、」
東医歯「まぁまぁ、、医大連はこの戦争を終結させるべく、あなた方と盟約を結びたい」
神戸「なるほど?で、見返りは?」
東医歯「貴方の学校の医学部の偏差値を1上げるよう、予備校界に頼みます」
神医「笑わせるな!!たった1で」
神戸「乗った!!!」
神医「おいおい、、まじかよ」
神戸「この戦争に意味はないんだよ、どちらが勝っても、入れ替わりが起こるだけ、下克上にもなりゃしない、、ですよね?」
東医歯「はい、被害がこれ以上大きくなる前に、終らせなければ」
神医「くっ、、仕方ねぇ、、もっと面白くなると思ってたのに、、」
東医歯「神戸医科大学君、特別に今回の貴方の反抗はなかったことにしてあげます。」
神戸「今から、あの3旧帝の元へ向かうのですね、ご一緒しましょう。」
東医歯「はい」
神戸「神戸医科のすることは」
神医「わかってる、奴を止めるさ。」
神戸「ありがとう、、頼んだよ。 では、行きましょう」



〜〜
その頃、大阪の公立2人組みは四国に向かっていた

阪府「早いところ着いて、地方を治めないと、、」
阪市「どうして?ゆっくりでいいでしょ、」
阪府「関東の奴等が四国も抑えたらどうする?」
阪市「それはまずいな、、」
阪府「!!!!おい、隣の車両を見ろ!!!」
阪市「くそっ、、あいつら、、こんなにも早く、、」
阪府「奴等も終点まで乗るつもりだ、、着いたら出る前に先制仕掛けるぞ。」
阪市「仕方ないな。」

ツギハーシューテン

阪府阪市「今だ!!!」

ガシャーーーン!!!!!

〜〜
続き(途中から)

阪府阪市「今だ!!!」

ガシャーーーン!!!!!

都立「ん?何の音だ?お、おまえ等はっ!?」
阪府「食い倒れに吐き倒れラーーシュッ」
都立「やっやば:;lvpdtビジwhh日御;世イアエJHhvふべべっべべべべべ」

阪府「はぁはぁはぁ、、やったか?」 
阪市「いや、、見ろ」

都立「げほっげほっ、、、さすが、、と言った所ですか、、
   (強いな、、恐らく多税札束バリアがなかったらおそらく、、それより横市はこんあ大事な時にどこ行ったんだ?)」

   ガラーーー(ドアの開く音)

横市「おーい、都立。お前もうどん食、グボッ!!」
阪府阪市(うわぁ、、きったねぇ、、、)
横市「ぶぼっぼぼえら、ばんでぼぼび(おっおまえ等、何でココに?)」
都立「やっと来たか、、行くぞ!!そのまえに口周りを掃除しろ!!」
横市「すいませーーん!!!お絞りもらえますか?」 



〜〜
そのころ筑波大は……
実は、閉鎖的な筑波研究学園都市には、この戦乱の情報など全く入っていなかったのである。
また戦争に参加している他の大学からも、筑波大の存在は忘れ去られていた。

よって、日本の多くの大学が戦争に集中している間、筑波大は何も知らずに学問に没頭し、様々な研究成果を上げていたのである。
このことは、戦争終結後に筑波大が躍進するきっかけとなるが、それはまた後の話。