法政の逆襲4〜〜 (2)

どこもかしこも合戦の最中、、、、、少し離れた場所で、、話し合う数校、、

阪市「あーあーあーあー、阪大さんも苦戦しちゃってるねぇ、、」
阪府「、、、慶應と早稲田相手じゃ無理ないけどね、、で、どうするんですか?」
神戸「当分の間は様子見だな、、もともと僕らは、、、、、」
阪市「関西が勝っても、関東が勝っても、俺達が旧帝並みの位置につけるわけじゃない、、ということでしょ?」
阪府「でも、関西が勝つと良い事は少しあると思いますが?慶應、早稲田くらいなら僕ら2人が阪大さんに加勢すれば、、」
神戸「いや、今、色んな大学同士で結びつきができてるらしい、、」
阪府「誰の情報ですか?」
神戸「法政及び関西を見張らせている人からだよ、、、、。いざとなれば芦屋の力で全て潰すという手もありえるけど、それじゃ日本が駄目になっちゃうでしょ。」

○○「、、、、医大連は高みの見物だぞ、、、、それと、北海道と東北が準備のために一旦地元に戻っていったそうだ、、、、我等はどうする?」

阪府「!!、、あんたは、、、神戸医科大学!?いつからそこに、、、、もしかして見張り役って、、」
神医「いつ来ようと私の勝手だろう、それにあんなもの見張りとは言えん、、、
   戦争中だというのにあの2校は隙がありすぎる、猫でもできるぞ!!」
阪市「医大連は高みの見物なのに、何故あんたが僕達の方に?」
神戸「まぁ、、いいじゃないか。。それより、関西関東北陸九州中部以外の無所属地方国公立をどうするかだ、、」
神医「そいつ等で結びつかせて、関西、関東両軍にぶちあてるという方法もあるが、、」
神戸「あいかわらず、えぐいねー、君」
神戸「とりあえず、彼等に不可侵を決意させるをということで阪府、阪市の両名は2人で地方に飛んでくれ」
府市「分かりました」
神戸「君達が戻ってくるまでの間、僕達二人は、廃校が出ないように戦局を調整するよ、、」
府市「気をつけてください!!」
神医「おまえ達モナー
神戸(それ、僕の台詞、、、)



〜〜
京大軍の雄、同志社立命館は厳しい戦火の中生き残るべく行動を共にしていた。

同志社「なぁ立命館よ・・果たしてこの戦いにどんな意味があるのだろうか?」
立命館「さぁな・・俺も最近帝大達のエゴに付き合ってるだけなんかなぁって思ってきた」
同志社「・・・・・・・」
立命館「・・・・・・・」
同志社「今周りに誰かいるか?」
立命館「いや、虫けら一匹の気配も感じないが。」
同志社「新島先生の言葉になぁ
    『 自由二種アリ
     一、物ノ束圧ヲ受ケヌ事
     一、心ノ真理ニ叶ヒ、真理ヲ自得シテ自由ナル事 』
    っていうありがたいお言葉あるんだわ。」
立命館「つまりお前・・それって・・・」
同志社「あぁ・・俺は戦線を離れることにする。」
立命館「は?」
同志社「俺には俺の道があるんだ」
立命館「おいおい・・待ってくれよ」
同志社「悪いな。そういうことだ。」
立命館「じゃぁお前京大さん達がどうなってもいいのかよ!」
同志社「うるさい。俺はお前のそういうところが大嫌いだ。さんざん京大達に媚を売って偏差値上げてるのは知ってるぞ。
    俺はそういう工作活動は大嫌いだ。」
立命館「そんな・・・わかったよ。けどお前、これからが大変だぞ。京大軍の追手門が容赦なく襲ってくるだろうしな。」
同志社「あぁわかってる。嫌いなんて言って悪かった。またいつか京の都での再会を誓おう・・・」
立命館「あぁ必ずな・・・達者でな。」
同志社「お前も・・・じゃぁな」

こうして同志社は京大軍を離れ、単身海の向こうへと旅立っていった・・。



〜〜
ここは東大軍の兵器工場、関東4工大の会合が戦いの水面下で行われていた。

武蔵工「これで全員か?」
芝浦工「そのようだな。」
東京電「で、今日はなんのために集まったんだね?」
工学院「俺も何も知らされていない・・・芝浦、お前知ってるか?」
芝浦工「あぁ。どうやらいよいよ東大軍の戦力に陰りが見えてきたようなのでな・・・そこで我々が召集されたわけだ。」
武蔵工「で、散々俺達を低学歴扱いしてきた東大MARCG達が、今更俺達に何をしろと?」
東京電「自分達がピンチになると低学歴に泣き寝入りか!おめでてえなww」
芝浦工「どうやら・・・西日本を海に沈める気らしい・・・・。」
工学院「おいおい・・・正気か?」
芝浦工「いやまだ正式には決議されていないようだが、昨日東大から直々に・・・」
武蔵工「で、その兵器を俺達が作れと。そういうことか?」
芝浦工「ご名答。我々の技術を持ってすれば不可能なことではないが・・・」
東京電「俺は賛成だ。この手柄で東工大以上の地位につけるかもしれんしなw」
工学院「最低な野郎だな・・・俺は反対。西日本あっての日本だ。東大はテロリストと何もかわらない」
武蔵工「そうだな・・しかし東大の命令に背くのは自殺行為かもしれんな・・・。」
芝浦工「我々に残された時間は少ない。早急な決断が必要だ。」
すると急に工場の全扉が閉められ、出口は全て閉ざされた。

〜〜
武蔵工「なにごとだ!?」
???「クックック・・話し合いは進んでおりますかな?」
工学院「誰だ!?」
東工大「おやおや、ご紹介が遅れましたな。私、東大軍兵器開発部長の東京工業大学と申します。」
東京電「しってるつーの。いちいち嫌味なやっちゃな!」
芝浦工「落ち着け東電。東工大、我々を閉じ込めてどうする気だ?」
東工大「聞くまでもないでしょう。西日本を瞬時に沈める兵器を作ってもらいます。所謂、大量破壊兵器というヤツですね。」
武蔵工「話は聞いている。だが俺達は反対だ。自分の国を壊すなんて人間のすることじゃない。一部あんたの上を狙って賛成のやつもいるが。」
東京電「・・・・・・・」
東工大「最近欧米では流行のようですがね。しかし残念なことにあなた方には拒否権がない。ここに一週間ほどこもってもらい兵器を作ってもらいます。」
工学院「拒否した場合は?」
東工大「死んでもらいます。あなたがた、腐っても『四工大』でしょ?こんな仕事私なら一日でできますがw」
東京電「(心底嫌味なやっちゃ・・・じゃあてめぇがやれよ)」
芝浦工「完成すれば命の保証はするんだな?」
東工大「はい。ご希望であれば関関同立以上のクラスも・・・」
武蔵工「そんなことはどうでもいい。早速作業にとりかかるから貴様はでていけ!」
工学院「目障りなんだよ!」
東工大「おやおや、嫌われてしまったようでつね。まぁしっかりと仕事をこなしてくれれば文句はありませんよ。では。」
東工大は闇の中へ消えていった。
                          続く



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北陸に来た関東公立大連盟
理科大ICUへの奇襲作戦も一段落し、各地域の主要公立大を北陸に呼び寄せる。
そこには神戸大たちとの話し合いの中で地方に遠征している阪市、阪府の姿もあった…。

都立大「君らに集まってもらったのは他でもない、最近東大軍と京大軍の争いが激化しているのは知っての通りだが、両軍の多数派工作が激化する中で、関東、関西以外の地域でも東大派京大派に分かれて戦に参加する大学が多くなってきている。」
横市大「我々公立大学は、これまで地域に根ざしマターリ平和にやってきた、しかし最近の戦のせいで東大京大、あるいはそれらの同盟校によってわれわれのシマが荒らされる事態が発生している。」
宮城大「んだんだ、最近東北大も参戦してるみでぇで、戦火が関係無ぇトーホグまで及んできてるんだ、これは俺も我慢ならねぇ。」
福岡県立「こっちも同じような状況ばってん、がまんならんとですたい!」
高経大「そこで、だ。いまこそ公立大が協力してこの事態を打破しようではないか!我々全国に散らばる公立大が団結しない手はない!」
都留文「なるほど、公立大が団結して第三勢力を作ろうって訳ですか…。」
名古屋市大「確かにこの戦国時代を生き残るには1つの選択肢だな…。」
シーボルト大「しかしなぁ…。我々は地元に根ざしてやっている訳で、徒党を組むのは良いことなのかどうか…。」
埼玉県立「もちろんここですぐに返事が欲しい訳ではない。君たちの賢明な判断を期待してるよ。あ、そうそう。同じ地域のほかの学校にも出来るだけこのことを伝えてくれるよう頼む。」
都立大「それでは解散!」

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===会議終了後、帰りの特急列車にて…。===
阪市「おいおい、大変なことになったなぁ…。」
阪府「公立大の団結…か。」
阪市「都立大もああは言うけどな、本心はどうなんだろうな。」
阪府「公立大の主導権を関東の奴等にやすやすと握らせるのもおもろくないしな」
阪市「慎重に行かんと都立や横市にやられかねんからな。あいつ等も案外腹黒だから。」
阪府「そうだな、しかし団結しないと東大京大に潰されかねないという状況もあるのは事実…。」
阪市「そこで、だ。とりあえず恭順する素振りを見せてはおこうと俺は思ってるんだ。」
阪府「とりあえず…。だな。」
阪市「ところで、これは神戸には言っといた方が良いのかな?」
阪府「いや、今は言わないでおこう。俺たちにとって選択肢は多いほうが良いだろ?」
阪市「府立さん、あなたも結構ワルですなぁ…。」
阪府「なぁに、生き残るためにはこれくらいしなければならない時代なんですヨ、今は。」

どうなる、公立大連盟。そして大阪2公立大の不穏な動きいったいどうなる??