0186 - 節分

それは今年の節分の日の事だった。
放課後、俺はクラスの奴と駄弁ってた。ただする事も無くバスの時刻が来るまでダラダラと。そしたら違うクラス(寮生)の女子が入ってきた。何やらクラスの女子(寮生)と話し始めた。
途切れ途切れ聞こえてくる話の内容から、今日の節分の事を話してるんだろうと悟った。不意に女子の声が大きくなった。 「よし、じゃあ今日豆まきしよう!」「じゃあ私鬼やる!」エトセトラエトセトラ… 配役も、方法もきっちり決まったその後の一言だった。

「あっ!お豆が無〜い!」

俺達は噴出した