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 【調査】炊飯器の作曲機能「ほとんど使わない」が6割

 調査サービス会社のアイブリッジは、インターネットリサーチサービス「リサーチプラス」上で、炊飯器の機能について調査を行い、その結果を公表した。これによれば、「炊飯器の作曲機能をほとんど使わない」との回答が全体の6割に上るという。調査は、300人の日本人(男性134名、女性162名、その他4名)を対象に行われた。

 現在所持している炊飯器の種類を問う項目では、「いなり寿司調理機能付き炊飯器」が39.3%で、最多。「カメラ付き炊飯器」が16.0%、「作曲・演奏機能(炊きメロ)付き炊飯器」2.7%という結果になった。なお、炊飯器を所有していない人は16.0%で、うち「飯盒(はんごう)を使用している」が14.0%、「断食している」が2.0%であった。

 炊きメロ付き炊飯器を所有すると答えた56名に、よく利用する機能を質問したところ、最も多かったのが「炊きメロ作曲機能自体をほとんど使わない」で、60.7%を占めた。理由として、「音の種類(楽器)が打楽器しかない」「ソナタ形式での作曲なんてできない」「ネウマ譜入力よりも携帯で作ったほうが楽」「炊飯器で音楽を流しても不味いものは不味い」などが挙げられた。

 一方、「炊飯器にデフォルトで登録されている曲は流す」という回答も26.8%あった。「いつも家族に共通の話題が無く、沈黙に耐えられない」「VVVFモーター音を聴いていないと心が落ち着かない」といった理由から利用されているようだ。なお、炊きメロ以外でよく利用する機能としては「毒劇物検出機能」が8.9%、「ゴキブリ駆除機能」が3.6%であった。

 炊きメロ機能はないが、炊飯器を持っているとした197名を対象に、もし炊きメロ機能が利用できるならどのように使いたいか聞いたところ、「特に利用したいと思わない」が92.3%に上った。理由として、「必要がない」「始めは面白いがすぐに飽きそう」「いいから早く飯を食わせろ」という意見が目立ったという。