2004-05-06 0269 - V・E・フランクル『夜と霧』より 洞察系 わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在である。人間とは、ガス室を発明した存在だ、しかし同時にガス室に入っても毅然として祷りのことばを口にする存在でもあるのだ。