0199 - 遠足のおやつにバナナは入るか否か

バナナをおやつとカウントすると大変なことになるぞ!何故なら、遠足でのおやつは「315yenまで」が基本だが、バナナは10yen,20yenの駄菓子と違い、値段が激しく変動するのだ!

しかもバナナは100g当り○○yenといった値段設定が一般的だから子供たちは持ってくるバナナの重さを計り、グラム当りの値段から自分が持って行くバナナの値段を算出する必要があるんだ。購入時の価格を証明する領収書も当然必要だ。

他にも憂慮すべき点はある。バナナの皮もおやつとみなされるか否か、だ。

仮に皮はおやつで無いとすれば、皮の重さを差し引いた重量がおやつとみなされ、可食部分の価格を計算しなければならなくなる。しかしどうやって皮を剥かずに皮の重さと身の重さを測定すればいいのだろう?

MRIを用いて身と皮の体積比を算出し、それぞれの比重から身の割合を計算する方法が考えられる。しかし、たかだかおやつにそこまでやっていられないだろう。

やはり有効な手段としては同じロットのバナナをサンプリングしてバナナの身と皮の比率を計算し、遠足に持っていくバナナに当てはめる方法が妥当だろう。統計学的見地から見て、遠足バナナと同等のサイズのバナナを最低30本は調べる必要がある。そして標準偏差の3倍を値段に換算し、1yen以内ならばサンプリングから求めた遠足バナナの身と皮の比率は金額に影響しない範囲で正確だ、と言える。