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ドラえもん…人間をどんな環境にも適応できるようにする…そんな道具は…

あるかな…」

「ぴったりのがあるよ、のび太くん。『テキオー灯』(例の軽々しいSE)!

この光を浴びさえすれば一万メートルの深海だろうが真空の宇宙空間だろうが

一千度のマグマの中だろうが身体を適応させて生きることができるんだ」

「…社会、には?」

「え? なんだって?」

「その道具を使いさえすれば、僕でも、絵やCGにしかリアルと

愛を感じない離人症で対人恐怖症で毎年クリスマスに風俗に行く僕のような人間でも、

この現実社会に適応して生きられるようになるかどうかって聞いてるんだよ」

のび太くん…」

「は・は・は、冗談だよ。なに真剣にとらえてんだよ。こんなの悪い冗談に決ま

ってるじゃないか。さもなきゃ地獄そのものだ…

…いつまで見てんだよこの薄汚いクソだぬきめ!早くそのいびつな球形の

ひっかかりのついた先細りの棒をしまえよ!しまえったら!」

のび太くん…」