0233 - 血まみれの・・・・。

小学校の時、何か(よく覚えてない)をペンキで塗ろうとしてスプレーのペンキを買ってきた。しかし、なんかスプレーを使い慣れていないのでうまく塗れない。スプレーより刷毛で塗った方がいいような気がしてきた。

子供ながらに考えたのはスプレーの中にはペンキの液体が入っているのだから、それをこのスプレー缶からなんとか出して刷毛で塗ろうと。迷わず、台所にいき、取り出してきたのは缶きり。裏から缶詰めのように開けたら楽勝♪

ブシっと刃を刺すとすごい勢いで私の手から離れ、ペンキをまき散らしながら部屋中を
カーン!ゴン!ガッガーン、ゴン、ガン!カーン!カン!ゴゴン!ゴン、ガン!カーン!
とテーブルや水屋や冷蔵庫にぶつかりながら、スプレー缶は飛び回りました。どうすることも出来ず、、、立ち尽くす私。ようやく収まった時は台所は真っ赤になってました。

「ピコピコ、ガスが漏れてはいませんか?
ピコピコ、ガスが漏れてはいませんか?
ピコピコ、ガスが漏れてはいませんか?」
空しくひびくガス警報機のおねーさんの声・・・。

その直後、帰って来た母は真っ赤な台所にこれまた、真っ赤になった私を見て悲鳴をあげてました。修羅場だったと思います。