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生まれつき両足が不自由で、ずっと車椅子で過ごしてきた少年がいた。

ある日、彼は小学校から帰ってきて、母親に言った。

「ねえママ。今日ぼく、みんなとサッカーをしたよ」

「あら。でもあなた、サッカーなんてできないでしょう?」

「大丈夫。ぼく、ボールになったんだ」



(注釈:これは…ブラックユーモアはブラックユーモアでも、キッツイですね…。少年の口調の軽さが余計にキツイ。)